茶の湯のデザイン/千利休の功罪(pen BOOKS)~茶道の美学を感じる2冊
2011.02.09
友人から
「茶道に興味を持ち始めた人は”茶道の美学”を簡単に
知れる良い本はないか?」
と聞かれた。いろいろと考えてみたが、この2冊に落ち着いた。
ペンブックス 茶の湯デザイン 大幅増補!完全保存版(pen BOOKS)
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ペン編集部
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ペンブックス 千利休の功罪 (Pen BOOKS)
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共に雑誌「pen」のムック本で雑誌として発売されたものに加筆をしたものだ。
「茶の湯のデザイン」は
『空間』 = 茶室
『道具』 = 茶道具
を中心に茶道における造形美について詳しく書かれている。
茶道に必要なものについて一通り書かれているので「道具萌え」
なあなたは是非ご一読を!笑
「千利休の功罪」は
『千利休が愛した道具』
『千利休と関わる人々』
と茶道の祖と言われている千利休を中心に茶道の世界をみて
いっている。今でこそ、歴史や風格と言われているが当時は
ありえないくらい「アバンギャルド」な活動をしていたに違いない。
茶道は千利休が登場するはるか昔から存在していたが、今以上に
格式高いものであり、庶民が関わるなんて到底考えられなかった。
それを「わびさび」という言葉に代表されるように変化させてきた。
そう考えると
花嫁修業のための茶道
↓
楽しむ茶道
と変革があってもいいと思うのは私だけだろうか?