【ぐい呑点前 研究】 片口の「口元」に注目 ~「キレ」がキモ!
2011.05.31
ぐい呑点前もいろんなカタチで広がっていますね!
場所を選ばない。道具を選ばない!人も選ばない?うしし。
本当に気軽にどこでもだれでもできるのがいいところですね。
ちょっと真面目に研究も進めていきましょう。
今回は「片口」です。片口の入手。苦労してます。。。
片口を作っても誰が使うんじゃ!ってことであまり作られない
のでしょうか。。。ぐい呑は増える一方ですが片口は一向に増えません。笑
なので、今持っている片口でいろいろと考察してみます。
今日は徹底的に「口元」です。
今、愛用しているのは二階堂明弘さんの片口です。
泡々な抹茶君が大勢で通っても、薄作りなのですっと
ぐい呑に入ります。(それでも、やはり多少は垂れてしまいます。。。)
でも、このようなカブリオレ?タイプの片口はほぼ問題なくいけます。
こぼれたら拭く!笑
次は昨日紹介した野田里美さんの片口。
鳥のくちばしのような口元で上部が閉じている堤防?タイプ。
抹茶本体は問題なくす~っと流れ出てくるのですが、あまり小さいと
泡々君たちが暴動を起こして、堤防を飛び越えてきます。笑
これはお酒を注ぐことを前提とした片口にはない事象ですね。
でも、この場合は最後に泡々君をスプーンでそっとすくってぐい呑
に移してあげます。(そちらの様子は「朝から『ぐい呑点前』の特訓!」から!)
ということで、『片口』は大きさも大事ですがこの『口元』がキモ!です。
しかし、答えはありません!実験あるのみです。笑 これまでの用途と
違うので仕方ありません。ということで、まだまだ実験は続くのです。
笠間の酒井敦志之さんの片口。
もっと口ひろの作品もあったのですがあえてこれで挑戦!
茶筅は入るのですが、このポジションでは点てられません。
ということで、こんなふうにイレギュラーポジションで点てます!笑
でも、こうやって道具と対話してどうやったら使えるかを考える過程が
一番楽しいんです!
だから、大きさやカタチに絶対はないってことっす!
その道具を生かすも殺すも点てる茶人次第ってことですかね!笑