【レポート】 台湾茶会 茶會『緑青の恵』 ~茶人から学ぶ。そして、「箱庭点前」でお茶一服如何でしょう?
台湾茶人 ペルーちゃんのお茶会に参加してきました。
最近、主催するばかりで新しいものを仕入れにいくことを怠って
いました。。。日本の茶道にはない新しい発見を期待して!
会場は「盆栽屋 cools ville」。
お~!盆栽が並んでますねえ。何だかホッと落ち着く空間です。
お茶一服の前に本日の「題字」を書家 鈴木 猛利さんが一筆!
竹筆を使って、力強く!
ちょっと前まで台湾に戻っていたペルーちゃん。ご老師さまを訪問して
お話をしていたときに授かった一言。
「心手相随」 (右から左に読みますよ!)
心と手が共に揃ってこそ真の姿というような意。
片一方ではダメで、常に一緒でなければ最高のおもてなしは出来ない
ってことですね。うんうん。すごく納得でございます。
さあ、お茶会スタートですよ!
本日は三種の熟成させた台湾茶!なんと30年熟成!?
どんな味なのかドキドキワクワクです。普段はメニューを用意している
のに今日はなし!と思いきや、筆でさらさらっと机の上に一種ごとに
書き付け!?すすすごい!
心のこもったお茶三種を頂き、
茶会も終盤に差し掛かった頃、目に飛び込んできたこのショット。
「これは何かおもしろいことができそうだ!」
と直感的に感じました。
そうなったら、いてもたってもいられない性格。。。笑
このインスピレーションのまま、早速やってみました!
名付けて
『箱庭点前』
です!笑
早速ゲットしてきた盆栽を『花』に!床の『軸』は、メッセージカードで!
「心」
今日、心のこもったおもてなしに対するオマージュでございます。
こちらがお客さま側ですね。
【会記】
床 花「カエデ」 軸「心」
茶入 二階堂明弘 作
茶碗 古川響子 作 「火星」
茶杓 近藤俊太郎 作
盆 桑削り出し(祖父遺品)
こちらが点前座です。
景色がまた違って我ながら結構おもしろい感じに仕上がりました。
ちょちょっと家にあるもので仕立てたので100%の出来ではありませんが
これは何か面白いことができそうな予感をたくさんもらったとても勉強になる
茶会でした。
そして、改めて「もてなしの心」について学ばせて頂きました。ありがとう!
追伸:
盆栽は植物を縮小されたものですね。箱庭点前は「茶室」を凝縮したものに
なったら面白いかな?と思ってやってみました。和室で正座は堅苦しいけど
あの空間としての空気感を再現できないか?という想いです。
もう少しちゃんとやりきったら面白いことが出来そうな気がします。