【アバ的利休百首 vol.15】 茶の湯をば心に染めて眼にかけず耳をひそめてきくこともなし ~道具じゃないぜ!心だぜ!金じゃないぜ!アイデアだぜ!!
今日はちょっと遅くなってしまいましたが
ちゃんと更新しますよ!笑
茶の湯をば心に染めて眼にかけず耳をひそめてきくこともなし
■一般的解釈
亭主(もてなす人)がお茶を差し上げるとき、あれこれと口で伝えようとする
のではなく、もてなす「心」でお客様と通じ合いましょう!お客様は、目の前の
豪華絢爛な道具や亭主の「すごそう!」という言葉に騙されず、亭主が伝えたい
本質的な「心」をくみとりましょう。
■アバ的解釈
もはやここまでくると「禅」の世界です。
だって、
目の前にあるものは信じるな!
目には見えない、奥底を信じろ!
なんて、普通の人にはできませんよね。。。笑
人間なんて儚いもので、目の前に今までに見たこともないようなすっごい
道具が出てきたら、
うお~。すげえなあ~。
やっぱりこういう道具があるだけで場がしまるな!
って思っちゃいますよね。逆にボロボロで薄汚れた道具が出てきたら
な~んだ。たいしたもの持ってねえなあ~。
あ~。来て損した。
と正直思っちゃいますよね!笑
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、利休様が言いたかったことは道具の
有無ではなくて、
どんな嗜好でおもてなしするか考え抜いていますか?
ということを伝えたかったんでしょうね!考え抜いた末に『最高のおもてなし』が
道具という結論に至ることもあるはずです。でも、そこに考えに考え抜いた結果なら
それでいいのでは?なんて考えちゃいました。
そして、
道具がないから茶会なんてできない
という言い訳も許しませんよ!ってことなんでしょうね。
考えに考え抜けば、道具を超えるアイデアが浮かぶはずです。
仕事だって同じじゃないですか?
お金がないからあんなことできない。。。
ってお金がないなら、ないなりにできることはなんだろう?って
考え抜きましたか?って思っちゃうんですよね。笑
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■ 参考文献
淡交社
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