【レポート】 アバ茶好みの抹茶? ~生産者と対話しながら抹茶研究!
2011.10.02
宇宙十職に参加している
陶芸家 潮桂子さん(京都)に
「宇宙十職に”宇宙抹茶”も加えたいですね」
と話しをしていたら、
「京都の抹茶生産者とお知り合いになりました!」
と連絡が。。。さすが本場。笑
「孫右ヱ門」という屋号で抹茶を作られている太田さんと
メールのやり取りをして
「やはり飲んでいただくのが早いので!」
ということで送ってくださいました。
お~。下世話な話ですが「2g 400円」=一杯400円!汗
よく使っている「小山園」の最高級品「天授」と同じ値段。。。
値段に騙されず自分の舌を信じて試飲。
抹茶は点てるために準備が必要です。
茶篩でちゃんと振るってから使いましょうね!
※買ってきたままだと静電気で「ダマダマ」になります!
これで30%くらいは味がダウンしていますよ!笑
まずは王道に「濃茶」で頂きました。
点てているそばからすごく香たってきて期待感を膨らまします。
どう表現したらいいのか?正直、いままでに飲んだことのないくらい
『清涼感』にあふれていて、例えるならアサヒ スーパードライのよう
にスキッとしたのどごしなのに野性味あふれる後味。
イイ意味でとても個性的でクセのある抹茶です。
そのあとにさらりと「薄茶」で!
上記のような感想をお伝えしたところ
確かに『宇治』はボルドーみたいに重く、コクがあるタイプ
『城陽』(今回のお茶です!)はイタリアのようにすきっとしたコクなのかもしれません。
清潔感と若さの味は多分我々が使う上品な味というニュアンスかも知れませんね。
人によってはクセがあると感じかもしれませんがあれが『ほんず製法』ならではの
味質です。公家さんや武将、利休さんはこの匂いを嗅ぎながら飲んでいらっしゃったと思います。宇治はアクが強いため12月くらいまで寝かすのですが城陽はアクが少ないため、すぐに引いて飲めます。
なるほどなるほど!
そして、まだ生産者の太田さんとの対話は続いているわけで
一足飛びに全てを理解することはできません。
でも、『陶芸』だけではなく茶道に関わることとは気長に対話
しながら少しずつ自分も近づいていきたいなあと想っています。
アバ茶好みの抹茶!が生まれるまで、まだまだ時間がかかると
想いますが「自分の好み」と向き合うというのは本当に楽しく
そして、限りなく贅沢な時間ですね!
近々、こちらの抹茶もどこかでデビューさせますね!