【アバ茶コラム Vol.4】 お茶はわんこそば? ~お客様が満足するまでおもてなし
2013.01.25
【アバ茶コラム Vol.3】 お茶会って何?お茶会とは謎解きゲーム也
前回は「お茶会とは?」について書かせて頂きました。
今回は「お茶とは?」についてアバ茶流の解釈を書いてみようと思います。
超フォーマルなお茶会(=茶事)は4時間かけて楽しむフルコースです。
お茶を飲む前に「懐石料理」を頂いて、メインディッシュの「濃茶」、デザートの「薄茶」と進行していきます。(このあたりのことはまた改めて書きますね。)
今日の焦点はデザートに位置する「薄茶」です。
みなさんが抹茶といえば思いつく、あの茶碗に入っていてシャカシャカして泡立っているお茶です。笑
その「薄茶」だけを頂くのがいわゆるみなさんが想像する「お茶会」ですよね?それでも何だか厳粛な雰囲気でおしゃべりなんてしたら間違いなく怒られそう。。。
というのが総論的なイメージではないでしょうか?まあ、もちろんそんな雰囲気の茶会もあると思いますが、僕は「デザート的なお茶」と思っているので、最後の締め的な流れで行くともっと気楽にみんなでワイワイと楽しむのがいいのでは?と思っています。
※先日のニューヨーク茶会でも「お茶会はお話してもいいんですか?」と聞かれました。笑
そして、「デザート」ですからお客様が満足してくださるまでお出しするのが礼儀!
一服(=一杯)で物足りなさそうだったら「もう一服いかがですか?」とか「白湯なんてどうですか?」と満足していただくまでお出しします。ということで僕は
「お茶のわんこそば」
と表現しています。お茶をお出ししている「亭主」が終わりを告げるのではなく、お茶を頂いている「お客様」が
「あ~。大満足、どうぞおしまいください」
と茶碗に蓋をするかのようにしまいをかけるまでは出し続ける!
まあ、やりすぎるとただの押し付けになってしまいますのでイメージだと思ってください。笑
それが「おもてなし」なんですね。