【茶の湯コラム Vol.8】マンガ「キングダム」に見る、「アバンギャルド茶会」という名前の意味
2016.12.06
「キングダム」というマンガをご存知ですか?司馬遷が記した中国の歴史書「史記」を題材にした歴史マンガで舞台は「始皇帝」の時代です。
バスケットボールマンガ「スラムダンク」で有名な漫画家 井上雄彦さんのアシスタントを務めた、原泰久さんの作品です。始皇帝については残されている史実が少ないことから、オリジナルのストーリーを展開しやすいのだそうです。
主人公の「信(子供みたいなキャラ)」 は、戦争孤児から「天下の大将軍」を目指して日々奮闘する姿が描かれています。まだ、話しは続いていますが、序盤の山場で伝説の大将軍「王騎(タラコ唇のキャラ)」の言葉が印象的だったので引用してみます。
「『飛信隊』 この名をあなたの隊に与えます」(漫画「キングダム」より)
「この部隊に隊名を与えた意味が分かりますか?」(漫画「キングダム」より)
この場面を読んだとき「アバンギャルド茶会」という名前も同じ効果だな!と思いました。(誰かから与えられたわけではなく、自分でつけたのですが。。。笑)
どんなに「誰でも参加できます!」「カジュアルです!」と言ったところで「茶道」に対する凝り固まったイメージを払しょくすることはできません。でも、「アバンギャルド茶会」という名前を聞いたら、「これなら私でも行けるかも?」と思ってもらえます。
「名は体を表す」
ちょっとしたことですが、大事なポイントですね。さすがに「中華全土」は無理でも、「日本全土」にアバンギャルド茶会の名前が知れ渡るような活動はしたいものですね!