【アバ的利休百首 vol.20】 もとよりもなきいにしへの法なれど今ぞ極る本来の法 ~前例にとらわれるな!極めて、ルールを作ってしまえ!笑
連載?20回目!
我ながらよく続けてるなあ~。でも、まだまだ先は長いぞ!笑
もとよりもなきいにしへの法なれど今ぞ極る本来の法
■一般的解釈
利休さま以前の昔はなかった法を利休さまの時代(ここで言う「今」)に
大成し極った。
茶の文化は、利休さま以前の室町時代から存在はしていましたが
たびたびこれまでの句でも登場する「心」や「精神」に帰属するものではなく、
絢爛豪華な華美を主としたものでした。
そこから「禅」の道を結びつけ、ただの「遊び」から「心の修練」へと昇華
させたのが利休さまなのです。
※この「利休百首」は利休さまが直接書いたものではないのです。
彼の門弟たちがのちに利休さまが発した言葉や文献を参考にして
作り出したため、このような句が存在します。(決して、自意識過剰
なわけではないです!笑)
■アバ的解釈
一般的解釈だけでも、相当パンチのある句ですね。
昔は法=ルールなんてなかったものを
まさに今、そのルールを作って極めたぞ!
ってことですもんね。笑
前例のないことに立ち向かって、自分だけではなく誰しもが認める
結果を出す。男なら一度はやり遂げてみたい偉業のひとつです。
でも、利休さまは「極った」と思っているのでしょうか?
誰よりも好奇心、向上心が高かった利休さま。おそらく、納得
されていたわけではないと思います。また、時代が移り行けば
求められるものも少しずつ変化してくるはずです。
今の時代に求められているものとは何か?それを的確にキャッチして
時代の変化にあわせて、進化していくことも大事なのではないでしょうか?
新しいことをやろうとすると
そんな前例のないことはできません
なんて言われたり
誰もやっていないのでやりかたがわかりません
自分で自分の可能性を否定したりしちゃうこと、よくありますよね?
でも、誰もやったことがないからこそ、ワクワクドキドキして
やったろう!
というパワーがみなぎってくる。僕はそんな気がしてなりません。
仕事でもプライベートでも利休さまの「チャレンジ精神」に負けじと
いろんなことに挑戦してみたいものですね!
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■ 参考文献
淡交社
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