【レポート】 日台交流茶會 ~「外」から「内」を見つめて改めて気づくこと
台湾茶人ペルーさんから
「秋に台湾で日本と台湾の交流茶会しませんか?」 日台交流茶會
とお誘いいただき、以前から台湾には行きたいと思っていたのでその場で
「行く、行く!」
と即答。笑 2009年、外務省の派遣で日中友好文化使節団として
茶道の文化交流をさせて頂いたときも、日本にいるだけでは気づかなかった
茶道の良さを教えてもらいました。今回も新たな発見があるはず!と期待を
胸に行って参りました。
台北市街から車で30分。
山合にある「食養山房」という茶室を舞台に開催された、今回の『日台交流茶會』。
風の音、川のせせらぎ、虫の音。茶会をするにはこれ以上ないロケーション!
こちらが今回の総合プロデューサー「ペルーちゃん(右)」。
そして、食養山房の日本人スタッフ「ゆうすけさん(左)」!
※なんと抹茶大好き!とのことで、早速お点てしたところ
本当に美味しそうに飲んで下さったのがとても印象的!
茶会に先立ち、チーム日本を代表?して私がちょっとだけご挨拶。笑
今回は、チーム日本とチーム台湾による「お茶」と「書」の文化交流!
日本の「書」からは三蛙会の3人(左から根本さん、鈴木さん、山本さん)
さらに、MAAYA SHOさんによるデモンストレーション!
日本の「茶道」からは押忍!手芸部 部長こと石澤彰一さん
※となりで「お~!パチパチパチ」という歓声に若干ジェラシー。笑
そして、台湾茶!
5人の先生が嗜好を凝らしてお席をもたれました。
おいしいお茶を飲んでいただきたい!という「おもてなしの心」は
茶道であろうと台湾茶であろうと代わりはありませんね。
最後、石澤部長と一緒に葵先生(↑の先生)の席に入らせて頂いたのですが
我々、お茶をする人間は常に『大地』に敬意を持ちたい。
そして、何よりも『水』を愛さなければいけない。だから、
台湾茶では最後に「一杯のお湯」をお出しすることでお茶の
余韻を楽しむのです。
ということをおっしゃいました。至極最もな話ではあるのですが
当たり前すぎて逆にないがしろにしている部分なのではないか?と
ハタと気づかされました。
締めのあいさつで石澤部長もおっしゃっておりましたが、茶道にも
白湯を飲む習慣はありますが、決してここまで昇華された考えには
至っていなかったと大きな気づきを頂きました。
※おそらくこの細かい感覚やニュアンスはあの何とも言えない
一体感と研ぎ澄まされた空間にいることでより伝わってくる
のだと思うのですが。。。言葉にすると何とも陳腐な感じに。。。
結局、内ばかり向いていてもダメなのでしょう。
外を向いて、外から改めて自分のいる場所を覗いたときにこそ新しい発見が
あるのだなあ~と痛感させられました。
2012年はやはりもっともっと『外』から茶道を見つめられる時間を作りたいな
と来年の活動の方向性が見えたとても素晴らしい旅でした!ペルーちゃん、ありがとう!
追伸:
最終日に珍しく食あたり。。。
2日間、完全に機能停止していたためレポートが遅くなりました。笑