【書評】 茶道に憧れる 茶道心講Ⅱ/岡本浩一 ~社会心理学者が茶道を究めると?
2012.02.05
裏千家が発行している「淡交」という雑誌があります。
そこに長く連載されている「茶道心講」というコラムをまとめた第2弾。
著者は社会心理学者であり、茶人。
う~ん、全然格が違うけど憧れの存在。笑
茶道の行き着く先は「精神世界」です。
だから、心理学を専門とされている方が茶道を追及するとすごい
面白い「解」を出すのではないか?という期待を持って出会ったのが
でした。実は、ほとんど再読しない自分がこれまでに10回近く
読み返し、今でも時間があればパラパラと眺める一冊。茶道歴に比例して
感じる大きさが深まっていく一冊なんです。
決して、茶道入門者が読んでもわからないというのではなく本を機軸に自分の
成長を感じることが出来るという意味です。はじめは「表面的」なことしか分からない
かもしれませんが、時間の経過と共に「深層」へと進んでいくのです!笑
そんな本の第2弾。
正直、ちょっと期待が大きすぎたのかもしれません。個人的には前作のほうが好きです。
でも、今回はより「心理学と茶道」の関係について言及している箇所が多く違う意味で
勉強になりました!