【書評】花鳥の夢/山本兼一 ~「等伯」の次は「狩野永徳」だあ!この時代の絵師は命がけ!?
2013.06.06
【書評】等伯/安部龍太郎 ~直木賞受賞!伝説の絵師について理解できたなり!
「長谷川等伯」を主人公とした直木賞受賞作。
ちょうど同じ時代を生きたもう一人の絵師「狩野永徳」。
今回の主人公です!
「等伯」を読んだ後だったので何だか「裏」と「表」って感じがして
めちゃくちゃ面白かったです!(どっちが表なのかは。。。笑)
まるで同じドラマを違う視点から見るとこんな感じなんですかね?
作家は違うけど、やっぱり「歴史」を題材にしているのでこういう
表現とかシチュエーションになるんだ!って!!
※読み始めはちょっとどうなのかなあ?と半信半疑だったのに
読み始めたら面白くて面白くて!
さらに同時代を生きた、こんな人物たちの物語も併せて読むと
「戦国時代」は武士だけではなくてありとあらゆる人たちが命を懸けて
勝負していたんだなあ~!ということがひしひしと伝わってきます。
安土城「棟梁」岡部又右衛 → 火天の城 (文春文庫)
豊臣秀吉「茶頭」千利休 → 利休にたずねよ (PHP文芸文庫)
何だかちょっとだけ「歴史オタク」になった気分でした!笑