【茶道をはじめよう Vol.3】茶道をはじめるのに必要なもの
目次
前回は「ぶっちゃけ、どのくらいお金がかかるの?」という
お話しでした。日々お茶の稽古をするうえでかかってくる「ランニングコスト(月額費用)」でした。
今回は、お茶を稽古をはじめるにあたり、準備するものどんなものがありますか?
というあたりのお話しを書いてみようと思います。
つまり、「イニシャルコスト(初期費用)」と言ったところでしょうか?お茶の稽古をはじめるにあたり「必要最低限」揃えたほうが良いものをご紹介。
お茶の稽古で使う必需品「7点」セット
書道を習うなら「筆」、華道を習うなら「ハサミ」イメージがわきますね。
でも、「茶道の必需品は?」と聞かれると「???」となるはずです。
もしかしたら、「茶筅」(ちゃせん:お茶を点てるシャカシャカする道具)?
と思うかもしれませんが、ちょっと違います。
入門にあたり、お稽古で使う「必需品」をご紹介。
■帛紗挟み(ふくさばさみ)
・帛紗(ふくさ:絹の布 男性は紫/女性は赤・朱)
・懐紙(かいし:お菓子などを乗せるための紙の束)
・菓子楊枝
・扇子(せんす)
・古帛紗(ごぶくさ)
・茶巾入れ
全く持って馴染みのない道具たち。。。
お茶の稽古とは?は、次回詳細を書きますが、「お茶を点てる人(=亭主)」と「お茶を頂く人(=客)」として必要な道具たちです。
こちらを揃えて「1万円」程度です。5千円前後でも、揃えられます。
私もお稽古を始めて10年以上になりますが、ずっと同じものを使用しています。
長く使うことを考えると、ある程度のものを揃えるのがオススメです。
茶道具って、どこで買うの?
さて、一番の悩みは「どこで、どうやって買うの?」
という問題ですね。。。
ネットで検索すれば、たくさん出てきますが、やはり実物を見ながらがよいのではないでしょうか?おそらく、「茶道具屋」に入るのが怖い。。。
というイメージが強いと思いますので、比較的入りやすい茶道具屋さんをご紹介です。
※どうしても決まった茶道具屋さんを使ってしまうので、ほかにオススメがございましたら、ぜひ教えてください!
オススメの茶道具屋
とはいえ、不安も多いことでしょう。
まずは、臆せず店員さんに声をかけて一緒に揃えてもらいましょう。
裏千家(流派名)で入門に必要なものを揃えたいです
と伝えたら、一緒になって探してくださいます!(流派をお忘れなく)
茶碗とか、着物は買う必要ありませんか?
茶碗などの茶道具は、はじめは「不要」です。
ご自宅で、抹茶をいただきたいな!と思う方は「茶筅」だけ、お求めください。
私も茶筅の代用を何度も探したのですが、こればかりは。。。それだけ「茶筅」というプロダクトはよくできています!(先人の知恵)
茶碗
無理せず、普段ごはんを食べている「飯茶碗」や「カフェオレボール」などを代用(お茶では「見立て」と言います)してみるのは如何でしょうか?
お稽古を始めて、興味が出てくると自然と茶道具にも目が行くようになるはずです。そのときに、自分の感性や価値観にあう道具を探し始めても決して遅くありません!
抹茶
最近は、酸化を防ぐために密閉した袋に入っています。
そうなると静電気で使う前は「ダマダマ」になっていることが。
百均などで売っている「茶こし」でふるってから飲むと、ダマもなくなり、さらっと頂けます。毎回やるのが面倒な方は、すべてふるってから光を通さない缶などにいれて、涼しいところにおいておくと便利です。
着物
こちら、お稽古場によってだと思いますが、最近は無理して着物でお稽古をされなくても良いと言ってくださるところが増えているようです。
是非、こちらも事前にご確認ください!
連載:茶道を始めたい人が知っておくと良いこと5か条
【Vol.1】茶道教室を探す ~稽古事では「先生探し」に妥協なし!
【Vol.2】お稽古代の相場は? ~ぶっちゃけ、茶道ってどのくらいお金がかかる?
【Vol.3】茶道をはじめるときに必要なもの ~必要最低限とは?
【Vol.4】茶道のお稽古、どんな感じ? ~「茶の湯都市伝説」に騙されるな!
【Vol.5】茶席で失敗しないために気を付けること5選